悪魔なアイツ
そう。
Naoyaの家だ。


重い足取りで
ようやく家の前へ
辿り着いた。



ピンポーン…



『はい…って!?愛梨!?
戻ってきたんだろ!?』


なによ……
その笑顔。嬉しそうに
しないでよ!!
決意が揺らぐから…


「別れを言いに来たの…」


『んだよ…それ……
勝手に決めんなよ……』


「別に私はもうNaoyaの
こと好きじゃないから」


泣くな私!!
ちゃんと最後まで嘘を
つき通さなきゃ!!
< 122 / 194 >

この作品をシェア

pagetop