悪魔なアイツ
『はじめまして』


ニッコリと笑う男の人。


「あ…はじめまして…」


ぎこちなく挨拶を
返すと監督は言った。


『愛梨ちゃんは、芸能
界には興味ないかな?』


「え……?」


『私、三谷智琉です。』


そう名乗った男の人は
名刺をくれたのだった。


書かれているのは
●×プロダクション。


あの有名な
プロダクション……!?


『愛梨さんをスカウト
しに来ました。』



えぇぇえ〜っ!?
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