悪魔なアイツ
「可愛いって私が…?」


『鏡を見てごらん?』


そう言われて鏡に目を
やるとそこにはまるで
別人のような私が
映っていた。


「わ…わたし!?」


三谷さんがニヤリと
こちらを見ている。


メイクさんも満足そう
な顔をしていた。


『じゃあメイクさんは
今日から愛梨ちゃん
の専属にしよう!!』


ペコリとお辞儀をした
メイクさん。


羽田ちゃんと呼ばれる
お姉さんだ。


『初仕事が楽しみだね』


そう三谷さんは言うけ
ど…せりなちゃんに
会うのが怖いよ。
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