悪魔なアイツ
『愛梨ちゃん!!』


尚春くんが私に
話しかけてきた。


「あっ…お疲れ様です」


『ね、今日これから
ウチに来ない?』


「これからですか?」


『そう!!今日さ実は
兄貴の誕生日でさ、
パーティーあるんだ』


「パーティー……」


『そんなに堅苦しいも
のじゃないし…どう?』


そうだ……
Naoyaの誕生日は本人
から聞いてなくても
知ってたはずなのに
忘れてた……。


「でも…プレゼント…」


『いらないいらない♪』


尚春くんは私の手を
強引に引っ張って会場
へ向かった。
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