悪魔なアイツ
『昨日うっかり
柱にぶつかっちまって』


「手当てしないと……」


またベッドを離れよう
とすると腕を掴まれて
しまって動けない。


『いい……
お前がここに居るなら…』


「Naoya……
何かあったの……?」


『ん〜?
なんでもねぇよ』


Naoyaの手が私の
頬を優しく包んだ。


「あったかい……」


そう言う私にNaoyaは
そっとキスをした。
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