悪魔なアイツ
「お願いだから……」


『ダメ。愛梨が逃げる』


「喉渇いたからお水
飲みたいの!!」


『口移しで水を飲む
なら離してやるけど?』


「口移しでってそんな
のどうやって――――」


悪魔はニヤリと微笑み
水を手に私の傍へ来た。


『こうするんだよ――』
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