悪魔なアイツ
私の涙に気付いたのか
Naoyaは再び私を
抱き締めた。


もう、その手には
のりませんから!!


ピクリとも反応しない
私にNaoyaは言った。


『ごめん……』


その一言が何より
1番悲しかった。


遊ばれてるのはわかっ
てたのにこんなにも
辛いなんて……


Naoyaは悪魔だけど
芸能人なんだもん。
可愛い女の子が好きに
決まってる。


それを思うと
遊び道具でしかないの
は当たり前なのに。


なんで気付かなかった
んだろう……
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