悪魔なアイツ
「ずっと……?」


『ん……。』


その時Naoyaの携帯
が鳴った。


覗き込むと着信は
REIからだった。


ずっと鳴っている携帯
をしばらく眺めた後
Naoyaは電話に出た。


『………はい。』


『Naoyaお前、愛梨
知らないか!?』


『今…俺の腕の中。』


そう答えてNaoyaは
私を抱き寄せた。


『やっぱりNaoyaか…
愛梨を返せよ』


『あ〜…ムリかもな』
< 77 / 194 >

この作品をシェア

pagetop