ビターに愛して シュガーな恋心
僕はレミの前髪に触れる

レミはキスを求めかのように瞼を閉じた

僕、このあと行くところがあるのに、な

その人は時間に厳しいから、遅れたくないんだけど

僕はレミの唇の上に人差し指を置いた

「キスはしないよ」

指先で唇をなぞる

「気持ち良くなりたいなら、指と僕の舌で…やってあげるけど?」

「どこかに…」

「だめ
ここで気持ちよくしてあげるよ
目立つから路地裏に行こうか?」
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