ビターに愛して シュガーな恋心
「桃香…何をしてる?」
ばさっと布団を勇人さんにはがされた
え?
ブラのホックをしようとしていたあたしの顔は、また一気に熱を帯びてくる
「は?」
勇人さんが眉間に皺を寄せている
「着替えを…」
「なんで布団の中なんだよ」
「だって…恥ずかしいから」
「何が?」
「着替えてるところを見られていると思うと…その…」
あたしは下を向いた
「…わかったよ
背中向けてるから、その間に着替えろ」
勇人さんはあたしに背を向けて、ベッドに座った
棚の上に置いてる携帯を手に取ると、ピ、ピ、と電子音を鳴らしながら操作を始めた
「確か…初めて会った時もこんなんだったな」
勇人さんが足を組んだ
あ…良太郎に暴行されて、教室に放置されたところに勇人さんが生徒会の仕事を終えて入ってきたんだよね
勇人さんは『くだらねえ』って不機嫌そうに言って、自分の席で携帯を触ってた
「あの時、勇人さんがいなかったら…あたし、どうなってたんだろう」
「さあな
あの時、出会えてなくてもきっと俺は違う形で桃香を助けていたと思う
俺は良太郎が嫌いだったからな
何もしねえくせに、でかい顔して校内を歩き回ってたからな
叩きのめすチャンスをうかがってたんだ」
「本当に?」
「どうだろうな」
ふんと、勇人さんが鼻で笑うのが聞こえた
ばさっと布団を勇人さんにはがされた
え?
ブラのホックをしようとしていたあたしの顔は、また一気に熱を帯びてくる
「は?」
勇人さんが眉間に皺を寄せている
「着替えを…」
「なんで布団の中なんだよ」
「だって…恥ずかしいから」
「何が?」
「着替えてるところを見られていると思うと…その…」
あたしは下を向いた
「…わかったよ
背中向けてるから、その間に着替えろ」
勇人さんはあたしに背を向けて、ベッドに座った
棚の上に置いてる携帯を手に取ると、ピ、ピ、と電子音を鳴らしながら操作を始めた
「確か…初めて会った時もこんなんだったな」
勇人さんが足を組んだ
あ…良太郎に暴行されて、教室に放置されたところに勇人さんが生徒会の仕事を終えて入ってきたんだよね
勇人さんは『くだらねえ』って不機嫌そうに言って、自分の席で携帯を触ってた
「あの時、勇人さんがいなかったら…あたし、どうなってたんだろう」
「さあな
あの時、出会えてなくてもきっと俺は違う形で桃香を助けていたと思う
俺は良太郎が嫌いだったからな
何もしねえくせに、でかい顔して校内を歩き回ってたからな
叩きのめすチャンスをうかがってたんだ」
「本当に?」
「どうだろうな」
ふんと、勇人さんが鼻で笑うのが聞こえた