ビターに愛して シュガーな恋心
え?

そうなの?

全然、気づかなかった

格好良い…としか、思わなかったよ

「なら。自分でやるから…」

「肩と腕よ?
顔にも傷があるんだから、私がやる」

「いいってば」

「せっかくここまで、追い返すの?
ちょっと竜ちゃん、冷たいな」

私が…って、言えたらいいのに

こんなとこに隠れて、盗み聞きしているって知られたら…

「やっほーい!
お客さんやでえ」

久我さんが大きな声で、道場内にむかって言い放った

ええ?

ちょ…この人、何を考えてるの?

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