ビターに愛して シュガーな恋心
「克波さん、生徒会に入れたらどうですか?」

私の言葉に、克波さんが驚いた顔をする

「莉子ちゃん?」

私の後ろに来ていた桃香お姉さんも目を大きく開いていた

「だって、そのほうがしっかり監視できるでしょ?」

そうよ
桃香お姉さんを傷つけようとする人なんて

私が許さないわ

「は?」

克波さんが、不思議そうな顔をしていた

「克波さんの傍で仕事をしてもらっていたほうが、彼の行動に目が届くでしょ?
克波さんの知らないところで、桃香お姉様をどうこうできなくした方がいいんじゃない?」

「それもそうだな」

克波さんが腕を組んだ

「え? もしかして入れてくれるの?」

藤城君の目が輝いた

だって傍にいてほしいもの

桃香お姉さんの恋の邪魔をするなら、私が許さないわ

克波さんの目の届かないところは私が、フォローしなくちゃ

だから生徒会に入れて頂戴

そしたら私が、監視するから

桃香お姉さんの体を守るから

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