ビターに愛して シュガーな恋心
桃香Side①
温かい布団の中で、目が覚める
勇人さんの匂いがしみ込んだ布団が、あたしの身体を包んでいた
勇人さんに抱きしめられているみたいで…
勇人さんに守られているようで…
ひどく安心できた
昨日は、夜中に何度も目が覚めた
ベッドで寝ないで、パソコンに向かっている勇人さんが気になった
もし、眠そうにしていたら…すぐにベッドを開けなくちゃって思ったから
瞼を持ち上げるたびに、勇人さんの姿を確認した
パソコンにかじりついて、ずっと調べ物をしていた
外が明るくなってから…
勇人さんは椅子の上で寝ていた
足を組んで、船をこいでいた
すっかり『ベッドで寝てください』と言うタイミングを逸してしまった
勇人さんはそんな状態で、大学に行くのだろうか?
たいして休息も取らずに、勉強しに行くのだろうか?
あたしが布団を取ってしまったばっかりに
申し訳ない気持ちになる
あたしはメイドであり、勇人さんが心地よく生活できるようにするためにいるのに
勇人さんに気を使わせていると思うと心苦しい
あたしはベッドから出ると、居間に向かった
居間からは話声が聞こえる
あ…莉子ちゃんと勇人さんが話している
なんか
割り込んではいけない気がする
私はそっと勇人さんの寝室に戻った
勇人さんの匂いがしみ込んだ布団が、あたしの身体を包んでいた
勇人さんに抱きしめられているみたいで…
勇人さんに守られているようで…
ひどく安心できた
昨日は、夜中に何度も目が覚めた
ベッドで寝ないで、パソコンに向かっている勇人さんが気になった
もし、眠そうにしていたら…すぐにベッドを開けなくちゃって思ったから
瞼を持ち上げるたびに、勇人さんの姿を確認した
パソコンにかじりついて、ずっと調べ物をしていた
外が明るくなってから…
勇人さんは椅子の上で寝ていた
足を組んで、船をこいでいた
すっかり『ベッドで寝てください』と言うタイミングを逸してしまった
勇人さんはそんな状態で、大学に行くのだろうか?
たいして休息も取らずに、勉強しに行くのだろうか?
あたしが布団を取ってしまったばっかりに
申し訳ない気持ちになる
あたしはメイドであり、勇人さんが心地よく生活できるようにするためにいるのに
勇人さんに気を使わせていると思うと心苦しい
あたしはベッドから出ると、居間に向かった
居間からは話声が聞こえる
あ…莉子ちゃんと勇人さんが話している
なんか
割り込んではいけない気がする
私はそっと勇人さんの寝室に戻った