場違いな彼女。
学校わやっぱり
高級な机に
高級なカーペットに
なにもかもが高級・・・


おまけに生徒の品も違う。


『來夢☆教室着いたぞ』

「あ、うん♪
あたしちょっとトイレ行ってくるね♪」

『おう☆』




ふぅ〜・・・
トイレが1番落ち着くでしょ・・・

ガチャッーー・・・

「なにこれ・・・」

ほとんどが大理石で
できている。
だすもんもでないじゃん・・・


とりあえず個室に入って
用を足していると


《なんなの!?あの小娘は!!
いきなり転校してきて
薫様の彼女だなんて・・・
図々しいにも程があるわっ!!》

〔ほんと!!あの子薫様の
お金目当てで近づいてるんじゃない??〕

《そぉよね〜♪》



なにこいつら・・・
トイレであたしの陰口かよ・・・//

我慢できなくなったあたしは
トイレから飛び出した。


「あんたたちねぇ!!
あたしが薫の金目当てって??
んなわけないじゃん!!
あたしは・・・
薫が好きなのよっ!!!」



ふぅ・・・
言ってやった♪



〔《ぷっ・・あははは!!》〕

「なっ・・・なによ!!!」

《薫様が好きですって??
馬鹿じゃないの??
薫様には立派な許婚がいるの♪》

〔そぉよ!!
あんたみたいな場違いな女と違って
綺麗な方なんだから!!〕




薫に・・・許婚・・・?

あたしは・・・場違い・・・?



< 14 / 30 >

この作品をシェア

pagetop