悔しいケド大好き…!!(上)
尾碕が近づいて来た。
私の目の前で止まる。
『俺…確かに、ハルが本気で好きだった…ナルにも当たったよ?でもさ…俺はナルをハルの代わりにした訳ぢゃない。』
え…?
『竹村なら…わかってくれる?俺の気持ち。』
『尾碕?ハルサンが…すき?』
…そうなの?
『うん。馬鹿でも、最低でも…あいつの笑顔は好きだ。』
そういった 彼の瞳は…
強くて
綺麗で…
どうしても
反らせなかった。
尾碕…
本当に本当に
ハルサンが…
好きなんだね。