悔しいケド大好き…!!(上)









『ヒロ…?』

『俺…走るの好きでさぁ♪』

はっ?!!!

なんなの…?


めっちゃ笑顔だし…
大丈夫かな…?

『自転車わ?『へへっ♪』

家かよ…
まぁいいか♪

















『ヒロっ!水着選んで?』

『え?いーの…?』

…まーね。





『ぢゃあ これ♪』

『えっ!?可愛い♪』



そして ピンクのフリフリの
水着を選んだ。



『よく似合うよ♪』



『っ///』

私今…顔が、真っ赤///

『可愛いなっ』




『はっ早く海!!///』

『へーへー♪』








『つめたー…ヒロ!!』

『……菜々、もっと向こう…
いかねー?危ねーし。』

え……

『うっ、うん…』





『ヒロ?ぢゃあ、暑いし かき氷食べよー?』

『あ…いいなー♪』




『何にするー?♪』

『俺わいち…あ、やっぱり……
俺、何にしよ?(笑)』



ヒロ…



『ね…ぢゃあ私 マンゴーね♪』


ヒロは私を見て
優しく微笑んだ。


キュン…



ヒロ…やめて?
これ以上好きになったら…
私 わがままになっちゃう。




『ぢゃあ俺も♪』

二人一緒にマンゴー味の
かき氷を食べた。



そして 海で少し遊んで、
ジュースを買いに ヒロのいる
場所から 少し離れた。

帰ってみると…



『春…俺、だめだ。』

ボトッ…

ペットボトルを落とした。

ヒロ???
何が駄目なの?



『ヒロ…』

『菜々…ごめん、違うから。』


『うん…、大丈夫。』

涙をこらえて 私は笑った。
ヒロを…
大好きな人を 傷つけたくない。


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