悔しいケド大好き…!!(上)

『菜々…』
そしたら背後から声がして…

『あ…尾崎!おはよ♪』

『おぉ?ヒロの彼女?』

尾崎…の後ろから
男の人が声かけてきて…

『俺、ヒロの親友な♪
ゆーき☆って呼んで?』

『うん、よろしく♪』

握手をしようとしたけど
尾崎が それを阻止して…
ゆーきと握手はしなかった。

まーどーでも いーけど…

『ねー、ゆーき?
尾崎とはさぁ…付き合ってないからねぇ?ねっ?尾崎☆』

その発言に菜々子と ゆーきが
一緒に驚いてた。

『………ねー、俺いつから…
尾崎になったんだっけ?』

『え…今日からだけど。』

『なんで?』

『だって、友達だし…』

『ぢゃあ…もー付き合わない?
俺は別に構わないけど。』

『え…?なに…言って…』

『菜々…行こう?
今日ヒロ変だしさぁ…』

…酷い(≧ω≦)

…私は走って 尾崎から離れた。
…なに、やってんだろ…
さいてーだ…

なんの為に…

『はぁ…尾崎の馬鹿。』

『菜々…大丈夫?』

…え???

『あ…ゆーき。』

『俺さ…菜々好きだよ?
ずーっと前からね。』

『えっ…ゆーきが?』

『そっ♪だから、元彼に
見せつけてやろーぜ?
ほら、立って?いくぞ♪』



…私はゆーきに手を引かれ、
教室までほぼ、全力疾走…

私って…
世界中で1番多く、手引かれてるんぢゃっ…



『もー、なんなのよ…』

教室につくと ゆーきは深呼吸して、前から入って行った。

『遅れましたぁー♪』

『まだセーフだ…』

片野先生が笑ってる…

『皆ー見ててねー、俺らの… 』

『ヒロもなー、特に…』

『俺らって一人ぢゃん(笑)』

『おいで…?』

『えっ…私?』

言われるがままに 教室に入る。

いきなり手を引かれて…

『んっ…』

甘い声が漏れた。

えっ…?
ゆーき…と私…キス?

えぇぇぇ?????

慌てて離れようとするが
いくら抵抗しても 敵わない。

『…なして!!』

声を出すと ゆーきの舌が
私の口の中に入って来た。



< 77 / 136 >

この作品をシェア

pagetop