悔しいケド大好き…!!(上)
『菜々…』
そしたら背後から声がして…
『あ…尾崎!おはよ♪』
『おぉ?ヒロの彼女?』
尾崎…の後ろから
男の人が声かけてきて…
『俺、ヒロの親友な♪
ゆーき☆って呼んで?』
『うん、よろしく♪』
握手をしようとしたけど
尾崎が それを阻止して…
ゆーきと握手はしなかった。
まーどーでも いーけど…
『ねー、ゆーき?
尾崎とはさぁ…付き合ってないからねぇ?ねっ?尾崎☆』
その発言に菜々子と ゆーきが
一緒に驚いてた。
『………ねー、俺いつから…
尾崎になったんだっけ?』
『え…今日からだけど。』
『なんで?』
『だって、友達だし…』
『ぢゃあ…もー付き合わない?
俺は別に構わないけど。』
『え…?なに…言って…』
『菜々…行こう?
今日ヒロ変だしさぁ…』
…酷い(≧ω≦)
…私は走って 尾崎から離れた。
…なに、やってんだろ…
さいてーだ…
なんの為に…
『はぁ…尾崎の馬鹿。』
『菜々…大丈夫?』
…え???
『あ…ゆーき。』
『俺さ…菜々好きだよ?
ずーっと前からね。』
『えっ…ゆーきが?』
『そっ♪だから、元彼に
見せつけてやろーぜ?
ほら、立って?いくぞ♪』
…私はゆーきに手を引かれ、
教室までほぼ、全力疾走…
私って…
世界中で1番多く、手引かれてるんぢゃっ…
『もー、なんなのよ…』
教室につくと ゆーきは深呼吸して、前から入って行った。
『遅れましたぁー♪』
『まだセーフだ…』
片野先生が笑ってる…
『皆ー見ててねー、俺らの… 』
『ヒロもなー、特に…』
『俺らって一人ぢゃん(笑)』
『おいで…?』
『えっ…私?』
言われるがままに 教室に入る。
いきなり手を引かれて…
『んっ…』
甘い声が漏れた。
えっ…?
ゆーき…と私…キス?
えぇぇぇ?????
慌てて離れようとするが
いくら抵抗しても 敵わない。
『…なして!!』
声を出すと ゆーきの舌が
私の口の中に入って来た。