悔しいケド大好き…!!(上)
8.
『菜々!今日わ帰さねぇぞ…』
はっ…???
帰さないって…
どーゆう…
『俺ん家なぁ♪』
ヒロわ怪しい笑みを浮かべて
なんかご機嫌の ご様子。
…なによ。
『ヒロ、意味わかんない…』
『菜々…わかんねーの?
ヒロわねー、今夜 お泊り♪
って言ってんの!』
ゆーきが説明する。
『へっ!?お泊り…って。
なっ、なんでよ!!!!!』
『…菜々、駄目?』
『っ!!/////』
っ…可愛い!!
ヒロ…ヤバイって!!
その…
上目使い…
キュンと来る。
『菜々っ?』
『いや…だっ、駄目…』
『えっ!!『ぢゃない…』
『あぁ、なんだー!!』
なんだー!!って………
絶対断らないって思ってた??
それって…
ある意味、嫌なんだけど。
そんな事 考えてたら…
『ヒロ!負けたのね…
だったら私の元に おいで?』
って…
誰かが。
『…なに、言ってんの?
お前…阿呆だろ。』
振り向くと…
ナルちゃん。
っ…
嫌な思い出が 頭を過ぎる。
ヒロ…
嫌だよ…そんなに
楽しそうにしゃべらないで!
『っ…ヒ…『おい!!』
えっ///
…ゆーき??
何故かゆーきが 怒って
私を抱き寄せていた。
『こいつ…忘れてねー?ヒロ。
お前…全然分かってねーぢゃん…そーゆーの、傷つくぞ』
『え………菜々!!ごめん。
俺、鈍感で………。』
『っ…ううん…ありがとう、
ゆーき?』
『う、うん。//』