悔しいケド大好き…!!(上)



いつも考えてた…
春サンは どーしてヒロを
手放したのか…




私は絶対 ヒロを手放したりしないのに…



『…ヒロ、私…わかって…たからね…?ヒロの心に…私はいないって… 』

『菜々…それは『…大丈夫、私ヒロが考えてる程 弱くないから。』



『…それでも 強くないだろ』

『私、強くないから…
だからヒロから 離れるよ。』

『っ…菜々?!』

『ヒロがいつも 春サンを想ってるの…知ってたから…
それで春サンは 私に似てるから…ヒロは私と…』

『…それは違う』

『だって!顔だって…っ……』

…言いたくなかった、
言いたくなんか…
なかったのに。




春サンの顔が 私に似てるなんて。つらすぎて 私は走ってヒロの部屋を飛び出した。












っ………

ププププブ!!!!!

…え?









キキキ…!!!






っ…
ひかれる!!!



怖くて 目をつむった…



















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