◆コンビニ恋愛◆
「どーせ給料低いねんで? 何なん?契約社員やて契・約! このコンビニ潰れたら行くとこないんよ俺…はあ」
只今店長病んでます。
まあほっといてあげてください。
「あ、そうそう。橘こないだコンビニの裏の公園で可愛い女の子に告られてなかった?」
山本さんが言った。
…橘が告白された?
すると橘は少し恥ずかしそうに、答えた。
「…ハイ」
「まじで?」
あたしが目を大きく開くと
「まーじー。 ははっ」
橘も笑って答える。
「まあ断りましたけど」
その言葉であたしは少し、胸のドキドキが収まった。
はずだった。