あなたとわたしの診察室~医大生と看護学生~
次の日、私たちはホテルの近くのショッピングモールにいった。
いわゆる、デートってやつ!!
「人多いな。瑞希、迷子になるなよ。迷子なったら置いて帰るからな。」
「ならないもん!!」
啓太はいつも私を子供扱いする。
迷子になるくらい幼くないし!!
でも人が多すぎて、啓太とはぐれちゃいそう・・・
「瑞希、ほら。」
そう言って啓太は手を繋いでくれた。
啓太の手って大きくて、安心する!!
「なんか欲しいやつねぇの?」
「うーん。服欲しいかも!」
「じゃ、行くか。」
啓太は私の手を引いて歩きだした。