キミは生意気な年下王子!?



『はぁ~…。』



明が去っていき、脱力したあたしを見て樹は困った顔になる。



「ごめん瑠奈。からかいすぎたかも。」


『いや…大丈夫。』



顔を少し引きつらせながら樹と目を合わせると、あのね。と話し始めた。



『なに?』


「瑠奈がなんで明がいきなり泊まることになったのかって、気になってたじゃん?」


『…うん。…いや!!変な意味はないからね!!純粋に!!』



落ちついて話す樹に慌てて言うと、うん分かってる。と笑顔で返された。



……樹って、あたしと親一緒だよね…?って思うくらい性格が似てないとつくづく思った。



< 156 / 254 >

この作品をシェア

pagetop