キミは生意気な年下王子!?
『なんでそんな顔近づけてんの…?』
ドアを開けたとき、明はベッドの上で丸まって寝てた。
うん、そこまではいいんだよ?
問題は、樹が眠ってる明の顔に自分の顔を近づけてたから!!
『はい!?い、樹って明のこと……いや、ダメダメ!!樹はあたしのなんだから~!!』
樹って、あっち系だったわけ!?…いや、こっち系?……それとも、そっち系…?
『とにかく!!そんなのあたし許さないから~!!』
頭の中がゴチャゴチャになりながらも、2人に近づいて叫ぶ。