キミは生意気な年下王子!?



「瑠奈、静かに。」


『スミマセン…。』



あたしがうるさいのか、ん~…。と言っている明。



だから、シ~と、口に人差し指を近づけて言ってくる樹に一応謝る。



『…で?何してたわけ?』


「え?なにが?」


『今…!!明に超顔近づけてたじゃん。』


「あ~、睫毛長いな~。って見てただけだよ?」



ま、睫毛?



そう思いながら、あたしも寝ている明に顔を近づけて睫毛を見る。



『な、なっが~…。』


「でしょ?すごいよね~。」


『うん…。』



だよね~…そんなもんだよね~…心配して損した…。



< 170 / 254 >

この作品をシェア

pagetop