キミは生意気な年下王子!?
「瑠奈、静かに。」
『スミマセン…。』
あたしがうるさいのか、ん~…。と言っている明。
だから、シ~と、口に人差し指を近づけて言ってくる樹に一応謝る。
『…で?何してたわけ?』
「え?なにが?」
『今…!!明に超顔近づけてたじゃん。』
「あ~、睫毛長いな~。って見てただけだよ?」
ま、睫毛?
そう思いながら、あたしも寝ている明に顔を近づけて睫毛を見る。
『な、なっが~…。』
「でしょ?すごいよね~。」
『うん…。』
だよね~…そんなもんだよね~…心配して損した…。