キミは生意気な年下王子!?
『ねぇ、ちょうだいよ~。』
明の体を揺らしてみるけど起きない。
ん~…。
再び顔を近づけると、すうっと息を吸う。
『め~い!!おっきろ~!!』
「……っ!!」
耳元で叫ぶと、ビクッと目を見開いて起きた。
『おっはよ~♪』
「…は?え…は?」
近距離で笑いながら言うと、戸惑いながらあたしを見る。
『ね、ヘアピンちょうだい♪』
「あ~うん……てか離れて、近いから。」
そう言って、ふいっとそっぽを向く明に従って離れる。