キミは生意気な年下王子!?
こっそり覗くと、数人でなんやら賑やかに話してる。
『…ど~する?帰る?それとも入る?』
「失礼します。」
あっ、入るのね…。
スタスタと2人に近づいて行く有紗の後ろに急いでついて行く。
「明?…久しぶり。樹君、こんにちわ♪」
「ひっ…。」
「こんにちわ先輩。」
有紗が話すと明は悲鳴をあげ、樹は挨拶をし、教室に残ってた人達はザワザワし始めた。
「マ…ジかよ…!?俺こんな近くで有紗見ちゃった!!」
「俺も俺も!!」
わぁ~…。と感動の眼差しで有紗を見てる男子達と、不意に目が合った。