キミは生意気な年下王子!?



「瑠奈、聞いてる?…樹君を見てるのもいいんだけどね、今は明を見なさい。」


『あぁ…すいません…。』



あれ、なんで謝ってるんだろ。



反射的に謝ってしまった自分に疑問を抱いたが、そんな暇は無いのでスルーした。



てかてか…「明を見なさい。」って…。



「あのね…「お待たせ致しました~♪」



しばらくしてまた口を開き、言葉を発した有紗だけど、それを遮られてムッとした表情になり、ギロッと店員を睨む。



しかし、その注文した人が樹だということを知り、フッと今まで出していた殺気オーラを消した。



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