キミは生意気な年下王子!?



……じゃあ、知佳ちゃんじゃなくて…知佳君!?



『有紗、前女の子だって言ってたよね!?』


「なんのこと?あたしそんなこと言ってないわよ?…あたしは、可愛い女の子みたいな…男の子って言ったのよ?」



そう口端を上げて妖しく微笑む有紗。



…騙されたっ!!



「おっまたせ~♪」


「よっ、知佳。」



わ~い♪と元気良く明に抱きつく男の子は、どう見ても男で…。



自分が騙されてたことがはっきり分かった…。



『……。』



ダメ…ショックで何も言えない…。



< 220 / 254 >

この作品をシェア

pagetop