いつかあなたに
ぺしっ
『なんちゅ〜声出してんだよ!』
『あたッ!なんだ唯斗か〜!変態かと思ったぁ!!』
叩かれた頭をすりすりと
摩った。笑
『誰が変態じゃっ!
ほれっ絆創膏、買ってきたから貼っとけ!!』
ぽいっとあたしの膝に
絆創膏を置いた。
……トイレ行くふりして買ってきてくれたんだ。
『あ…ありがとう。唯斗。』
『なにどもってんだよ。早く貼っとけ。』
『……うん。』
すごく、嬉しかったんだよ。
唯斗。
あたし、すごくドキドキしてたんだよ。