恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「だって、今のふたりのやりとり見てたら“ケンカするほど仲がいい”みたいに見えたんだけど……え? ちがうの? ふたりは付き合ってるわけじゃないの?」
「ちがう、ちがうっ」×2
またも碧の言葉を、ハモッて否定するあたしとウサちゃん。
「そっか、ちがうんだ? あたし、桃が相墨くんと別れて、赤井先生と付き合ってるのかと思っちゃった」
「なんで、そーゆうハナシになっちゃうワケ?」
「あたし、こないださぁ、相墨くんが秋葉原でメガネかけた女のコと手をつないで歩いてるの見ちゃったから、桃はもう、相墨くんとは別れたのかと思ったんだァ」
「…!?」
思いがけないニュース速報だった。
あの日、コクッて玉砕して以来、ワザと相墨くんを避けるようにして、まともにクチもきいてなかった。
相墨くん、ロボットにしかキョーミないのかと思ったら、チャッカリどこぞのメガネっ子とうまいことやってんじゃん。
よーするに、あたしは彼のタイプじゃなかったってことか……。
「ちがう、ちがうっ」×2
またも碧の言葉を、ハモッて否定するあたしとウサちゃん。
「そっか、ちがうんだ? あたし、桃が相墨くんと別れて、赤井先生と付き合ってるのかと思っちゃった」
「なんで、そーゆうハナシになっちゃうワケ?」
「あたし、こないださぁ、相墨くんが秋葉原でメガネかけた女のコと手をつないで歩いてるの見ちゃったから、桃はもう、相墨くんとは別れたのかと思ったんだァ」
「…!?」
思いがけないニュース速報だった。
あの日、コクッて玉砕して以来、ワザと相墨くんを避けるようにして、まともにクチもきいてなかった。
相墨くん、ロボットにしかキョーミないのかと思ったら、チャッカリどこぞのメガネっ子とうまいことやってんじゃん。
よーするに、あたしは彼のタイプじゃなかったってことか……。