恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「あのぅ……あたし……近いうちに素敵な男性とめぐりあう可能性ってありますか?」
「では占ってみましょう。ハァーっ、○※◆△&$#%@……」
水晶玉にかざした両手を怪しい動作で動かしながら、どこの言葉か分からないような呪文を唱える女占い師。
やがて……、
「見えます……水晶玉の中にあなたの未来が見ます……」
まばたきもしないで真剣なまなざしで水晶玉の中を見つめている女占い師。
「あ、新しい出逢いはありますか……?」
「それはありません」
キッパリ言う彼女。
「えっ……」
軽く凹むあたし。
アニメだったら、ここで“ガーン!”っていう効果音が入る場面だろう。
「新しい出逢いなど皆目(かいもく)見えてきませんね」
「………」
「でも」
「では占ってみましょう。ハァーっ、○※◆△&$#%@……」
水晶玉にかざした両手を怪しい動作で動かしながら、どこの言葉か分からないような呪文を唱える女占い師。
やがて……、
「見えます……水晶玉の中にあなたの未来が見ます……」
まばたきもしないで真剣なまなざしで水晶玉の中を見つめている女占い師。
「あ、新しい出逢いはありますか……?」
「それはありません」
キッパリ言う彼女。
「えっ……」
軽く凹むあたし。
アニメだったら、ここで“ガーン!”っていう効果音が入る場面だろう。
「新しい出逢いなど皆目(かいもく)見えてきませんね」
「………」
「でも」