恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
× × ×
おにーちゃんがあたしの中学にやってきてから2週間が経ち、今日は教育実習生としておくる最後の一日となった。
その日、ウチの中学の体育館には朝から黄色い歓声がきゃんきゃん響いていた。
「そぉ~れっ!」
小学校の頃からの友達でバレー部の碧(みどり)が長身を活かしたアタックで、1組――つまり相手チームのコートを脅かす。
だけど1組にもバレー部のコがいて、そう簡単には点をくれない。
試合はコッチが点を取っても、アッチがスグに取り返すという、いわゆるシーソーゲーム状態だった。
今日は久しぶりのクラスマッチ。
この日ばかりは帰宅部のあたしも、日頃のテストや塾通いで溜まりに溜まったストレスを発散すべく、思う存分カラダを動かしまくっていた。
だって、もともとはあたし、カラダを動かすのってチョ~好きだったし♪
それに1組はなんといっても、おにーちゃんのクラスだ。
おにーちゃんがあたしの中学にやってきてから2週間が経ち、今日は教育実習生としておくる最後の一日となった。
その日、ウチの中学の体育館には朝から黄色い歓声がきゃんきゃん響いていた。
「そぉ~れっ!」
小学校の頃からの友達でバレー部の碧(みどり)が長身を活かしたアタックで、1組――つまり相手チームのコートを脅かす。
だけど1組にもバレー部のコがいて、そう簡単には点をくれない。
試合はコッチが点を取っても、アッチがスグに取り返すという、いわゆるシーソーゲーム状態だった。
今日は久しぶりのクラスマッチ。
この日ばかりは帰宅部のあたしも、日頃のテストや塾通いで溜まりに溜まったストレスを発散すべく、思う存分カラダを動かしまくっていた。
だって、もともとはあたし、カラダを動かすのってチョ~好きだったし♪
それに1組はなんといっても、おにーちゃんのクラスだ。