恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
くやしそうな顔をして、殴ろうとした手を引っ込めるおにーちゃん。
えっ、このまま引き下がっちゃうの?
そんなカッコ悪いおにーちゃんなんて、あたし見たくないっ。
「……ピンク……」
光ものブラザーズのほうを見据えたまま、ヒソヒソと小さな声で話しかけてくるおにーちゃん。
「……なに……?」
つられてあたしも小さな声になる。
「その胸のピンパッジを貸してくれ……」
「え…? ピンバッジ……?」
たしかに胸にはココの売店で買ったかわいいピンバッジをしてたけど。
「いーから貸せって……」
あたしはワケが分からないまま、おにーちゃんに言われたとおり、胸に付けていたピンバッジをはずして渡した。
すると微笑み……というよりは不敵な笑みを浮かべて……、
「お前ら、悪かったな♪」
……と言うおにーちゃん。
えっ、このまま引き下がっちゃうの?
そんなカッコ悪いおにーちゃんなんて、あたし見たくないっ。
「……ピンク……」
光ものブラザーズのほうを見据えたまま、ヒソヒソと小さな声で話しかけてくるおにーちゃん。
「……なに……?」
つられてあたしも小さな声になる。
「その胸のピンパッジを貸してくれ……」
「え…? ピンバッジ……?」
たしかに胸にはココの売店で買ったかわいいピンバッジをしてたけど。
「いーから貸せって……」
あたしはワケが分からないまま、おにーちゃんに言われたとおり、胸に付けていたピンバッジをはずして渡した。
すると微笑み……というよりは不敵な笑みを浮かべて……、
「お前ら、悪かったな♪」
……と言うおにーちゃん。