恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「ア~、早く新しいコが来てくれるといいんだけどなァ~」
「…!!」
紫苑さんの今の発言を聞いて“これだっ♪”とあたしは思った。
「あの、バイトって高校生でもOKですか?」
「高校生でもOKだよ」
「平日以外の土日祝だけでもOKですか?」
「土日祝だけでも全然OKだよ」
「どうやったらココで働けますか?」
「履歴書を持ってきてくれたらボクが面接をする……ってか、人手不足だし、いま応募すれば、たぶんよっぽどヘンなコじゃないかぎり誰でも雇うつもりだけど」
「ありがとうございます♪ ねぇ、ウエイトレスさん、あなた、お名前は? あたし、沢尻桃香♪」
「エ?」
唐突すぎるあたしの自己紹介に、割れた食器を拾い集めていたウエイトレスさんが、ちょっと面食らっているみたいに見える。
「う、ウチは黄川田友子(きかわだともこ)っていいマス。みんなには“黄ぃちゃん”って呼ばれてますケド……」
「よろしくね、黄ぃちゃん♪」
「…!!」
紫苑さんの今の発言を聞いて“これだっ♪”とあたしは思った。
「あの、バイトって高校生でもOKですか?」
「高校生でもOKだよ」
「平日以外の土日祝だけでもOKですか?」
「土日祝だけでも全然OKだよ」
「どうやったらココで働けますか?」
「履歴書を持ってきてくれたらボクが面接をする……ってか、人手不足だし、いま応募すれば、たぶんよっぽどヘンなコじゃないかぎり誰でも雇うつもりだけど」
「ありがとうございます♪ ねぇ、ウエイトレスさん、あなた、お名前は? あたし、沢尻桃香♪」
「エ?」
唐突すぎるあたしの自己紹介に、割れた食器を拾い集めていたウエイトレスさんが、ちょっと面食らっているみたいに見える。
「う、ウチは黄川田友子(きかわだともこ)っていいマス。みんなには“黄ぃちゃん”って呼ばれてますケド……」
「よろしくね、黄ぃちゃん♪」