君のモノ
あの日、体を重ねても
翌日のお互いの接し方など
関わり方には変化はなかった。
朝、希未はいつも通りの時間に
朝食を作り終えた状態で
起こしてくれたし。
変に意識しても困るだけだから
そうしてくれて、助かっている。
きっと、希未も俺も
寂しさを埋めるためだけにそうしたんだろうから。
しかし、本音を言うと女の子から
女に見える。……気がする。
…俺の方が
意識してんじゃねぇか、
情けない。
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