ひまわり
前世の記憶
昔、むかし、
この場で死んだのだった。









当時は疫病が流行っていた。
そのせいで、自分を育ててくれたおじいが死んだ。


身寄りもなく、一人ぼっちになった自分は村を出て、
さまよい始めた。


さまよいながらも、生きてゆくには、「金」がいる。









山の道中で金を持ってそうな旅人を見つけては、
殺して金品を盗んだりした。

性欲のはけ口として女もやった。

そんな生活をしながら、
ある村にやってきたのだった。
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