スキ、そう伝えるだけなのに




それは可愛い感じの物で、



悠には無縁の代物だった。



「・・・だね」



とあたしは素直に納得した。



あたしが納得すると、



「じゃ、貰って」



と悠がネックレスを差し出す。



「うん、ありがとっ」



「ん、じゃぁな」



「うんっ、ばいばい!」



もうあたしは浮かれまくりで。



家に入ってからもずっと、



悠から貰った、ネックレスを



っていうか、ガムのおまけを、



ずっとずっと見つめてた。




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