ご主人様は我儘あたし様サマ



何となく自分から言うのが惜しくなった。


あんなツンツンした、プライドが高そうな奴だからこそ、言わせたい。


そしたら、

「あたしはあんたを執事として認めるまで聞かないわ!」


なんて。


おもしろそうだ、と思ってつい笑みがこぼれてしまった。


こうなれば、

絶対認めさせてやる─────






< 22 / 140 >

この作品をシェア

pagetop