ご主人様は我儘あたし様サマ



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「なんであんたまでついてくるのよ!」


「お屋敷でもお世話をするよう、仰せ使いましたので。」


「何それ……」


半ば呆れ顔をし、大きな溜息を零される。

俺だって好きでついてきてるわけじゃない。


仕事だから、だ。


そうでなきゃ、絶対にこんな車に乗れるはずがない。






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