Darkness Butterfly
「本人から。」
にっこりと笑う夏弥。
その個室の椅子には、もう良壱が座っていた。
良壱が隣の椅子をひく。
夏弥は違う椅子に座ったから、あたしは良壱の隣に座った。
重たいオーラが漂ってたから、黙ってた。
良壱と夏弥が煙草を吸い始めた。
「一本頂戴。」
と良壱に言ってみたら、煙草ではなくて棒キャンディーが差し出された。
まぁいっか、と棒キャンディーを口の中で転がす。
そうすると、アキヒトさんとか海が来た。