Darkness Butterfly

他の愚連隊もいるのに、鈴の声がよく聞こえた。

「虎と龍おさえたって聞いたけど、とんだガキだって事。」

「黙れガキ。」

「はたから見ればどっちがガキかなんて、目に見えてるじゃん。」

こいつ…っ。

背か?背の事を言いたいのか?

「何が言いたいの?」

「背が小さいって言いたいわけ。」

ぶち、と何かがキレる音がした。

よし立ち上がって殴りに行こう、って決める。

そんな時、繋いでた良壱の手に力がこもった。
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