Darkness Butterfly
午前
「お前、いい加減起きろ。」
あたしは目を開けた。
いきなり、光が目に入って、真っ白になる。
「あんた、学校は?」
頭が痛いな…なんて思いながら、聞いた。
「サボる。早く、行くぞ。」
良壱は立ち上がって、促した。
「…の前に。お前、その服どうにかならないのかよ。」
あたしは自分の服を見た。
群青のTシャツに、黒のパーカー、チェックのスカート。
靴跡とかがついている。
「ほら。」
良壱はこっちに何かを投げた。