Darkness Butterfly

動き


「…なぁ、那瑠。」

「ん?」

良壱はあたしの後ろ髪をクルクルと指に絡ませる。

「“青い鳥”は、お前を狙ってんのか?」

その質問に、あたしは小さく頷いた。

「何で?」

「…二年前、二人を飲み込んでから。

“青い鳥”に、乗り込んだ。

結局、あたしも羽瑠も血まみれになって中止。

それを根に持ってんの、何も知らない下の奴らはさ。」

力は対等。

そして、その時、石塚の所に運ばれたあたしは、病人の多さに苛ついていた石塚に当たられた。

確かに、あたしも悪いんだろうけど!!



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