Darkness Butterfly

少し時間が経ったら、大人数が割れた。

というか、分割されてみんな帰って行った。

「宴会は?」

「状況が変わった。倉庫行く。」

良壱が目を光らせる。

「何があったの?」

良壱は答えてくれない様子だったから、夏弥に言う。

「…ちょっとね。」

答える気配はない。

無理矢理とも言えるくらい腕を引っ張られて、あたしはアキヒトさんの車に乗せられた。

あたしは窓の外をぼーっと見た。




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