Darkness Butterfly
でも、それ以外の挨拶が見つからない自分に、嘲笑う。
「話し合いじゃないの?」
あたしは率直に聞く。
羽瑠は、あたしの持っている鉄パイプを見る。
そして困惑の表情を見せた。
「なんだ?」
ここまで来て、すっとぼける気?
静かになって、倉庫の外の喧嘩が聞こえた。
「…随分と手荒い歓迎のようだけど。」
あたしはふざけたように言う。
羽瑠は隣を通り抜けて、倉庫のドアを開けた。
「止めろ!!」
そう怒鳴った。