Darkness Butterfly
石塚が鬼のような形相であたしを睨む。
「あんたわねぇ…っ。」
「まぁまぁ。」
それを抑えるように、アキヒトさんが来る。
骨にひびが入ったららしいし、怒鳴り声は止めて欲しい。
あたしは黙って、壁を見つめていた。
「夏弥はピンピンしてるっていうのにね。あんた達はヒョロコとヒョロオ達ね。」
ヒョロコ…ってあたしっ!?
あたししかいないよね!?
「その夏弥を那瑠は勝手に殺しちまってたぞ。」
「ひどいな。」
アキヒトさんはクスクスと笑っていた。