Darkness Butterfly

良壱の美形に歪む。

「あの時のあんた達の頭は喧嘩でできていたようなモンよね。頭を使わず、行動を先にして。」

嘲笑うようにして言ってやる。

「あたしは、それでも良いと思った。でも、やらないといけない時は、やらないとダメ。」

この際だから、良壱をぶちキレさせてみよう。

なんか途中からお遊びに入っていた。

「お前…いい加減にしねぇと犯すぞ。」

あ゙ぁ゙?と良壱の指はあたしを顔の近くにまで上げた。

「なーんてね。」

ヘラっと笑ってみせた。

意外にも、良壱は心が広いらしい。

指を離してくれるだろうと心に油断をみせた。

その瞬間だった。




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