Darkness Butterfly
いや、待て。
あんた達が囲まれてたから、あたしは猫を追って…。
腕を引っ張られた。
「授業。」
言い訳やら、責め事を全部阻止されてあたし達は教室に向かった。
「なんだコレ…。」
どっかのドラマに出てくる教室じゃないんだからさぁ…。
机の位置関係はバラバラ。
てゆーか、机の意味なくない?ってくらい、後ろのロッカー側で屯ってる奴が多い。
「那瑠、こっち。」
夏弥は隣の席を開けてくれた。
「…ありがとう。」
なんか、座ってるあたし達が間違ってるみたいな。