Darkness Butterfly

整った顔立ちに茶色い髪に光るピアス。

「お前…。」

驚いた表情。

驚かないでよ。

訳わかんないこっちが混乱する。

「“闇の蝶”…。」

あたしは大きく目を見開いた。

「お前、なんで…。」

低い声に身をすくめた。

「なんであんなのに…。」

引っ掛けていた指に力が入るのがわかった。


あぁ、思い出した。


「良壱、何やってんだよ?」



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