Darkness Butterfly

あたしは逃げられないように、ドアに足をかけた。

「ねぇ、大蛇の女を罵るって。意味わかってる?」

迫力の違いなら、アナタ達にもわかるよね?

「大蛇の上は蝶。ねぇ意味わかってるよね?」

あたしは笑いかける。

そして、ドアから出ていった。

雨水が唖然とした顔でこっちを向いていた。

「行こ。海が探してたよ。」




< 80 / 300 >

この作品をシェア

pagetop